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「カナダポークセミナー in 新潟」を開催しました。2011.10.31

カナダポークの輸出振興団体、カナダポーク・インターナショナル(CPI、日本マーケティングディレクター野村昇司)は9月29日、新潟のホテルイタリア軒で「カナダポークセミナーin新潟」を開催しました。食肉業界関係者、流通業者などに加え、今回は外食産業や調理師専門学校関係者が多く参加し、これまで以上に参加者の幅が広がったセミナーとなりました。

CPI、日本マーケティングディレクター野村昇司氏野村昇司ディレクターは、日本の食肉事情について次のように説明しました。「日本の食肉消費のうち豚肉が約50%を占めており、そのうちの約50%は輸入ポークでまかなわれている。日本の輸入ポークのうちカナダからの輸入がほぼ4分の1を占めている。カナダポークは日本のみならず世界市場で認められており、食肉大国のオーストラリアもカナダから豚肉を輸入するほど」。

その上で、「カナダポークは、高品質を保証するためのカナダポーク管理システムの採用で高い安全性を担保している。その品質はもちろんだが、カナダポークの見た目の良さも申し分ない。本日は量販店の方もお見え頂いているで、そのことをお伝えしたいと思っている」と、カナダポークの優位性を大いにPRしました。

ミートジャーナリスト 高橋寛氏の講演さらに、「CPIは1991年に設立され、今年で20周年を迎えることになった。昨年は、最重要市場である日本に事務所を設立した。海外に事務所があるのは唯一日本だけ。つまりそれだけ日本のマーケットを重視しているということ」と続け、日本の顧客に対し全力でバックアップする姿勢を強調しました。

続いて、ミートジャーナリストの高橋寛氏が「世界のポークとカナダポーク」と題して講演しました。今回は外食関係者も多数参加しているため、豚の品種にスポットをあてて、ランドレース、大ヨークシャー、デュロック、バークシャー、アグー豚、梅山豚、金華豚、イベリコ豚など世界の豚とその肉質などについて説明、興味深く聞き入っている参加者の姿が多く見られました。

カナダポークについては、他の国の豚肉に比べて日本の豚肉に近いこと、水や空気、えさ、品種など、様々な点において豚肉の味の決め手となる素晴らしい環境の下で生産されていることも説明しました。

カナダポークのカッティング実演講演の後は、全国食肉学校の田中智洋氏が、カナダポークのカッティング実演を行いました。田中氏は「どこを切っても同じサイズになるようトリミングされていて、量販店などで使われるトレーにピタッと収まる。これはすごいことだと思う。ロスなく使える歩留まりの良さもカナダポークの魅力」と話しました。

セミナー終了後は、カナダポークを使ったメニューの試食を兼ねた懇親会が、全日本司厨士協会新潟県本部の三島茂名誉会長の乾杯の発声で始まりました。会場には、バラ肉チャーシューを使った新潟ラーメン、鉄板焼(肩ロース、バラ肉)、しゃぶしゃぶ(ロース、バラ肉)ヒレカツ丼、バラ肉角煮、豚ロース豚汁、肩ロース中華風サラダや、ミルクフェッドポークのポトフなど様々なメニューが並べられました。

セミナーに出席した外食産業関係者は、「このようなイベントは、調理を担当している我々にとって非常に有意義なもので、大変勉強になった。食材の一つの選択肢として、カナダポークは非常に魅力があることを今日のセミナーで知ることができた。カナダポークの試食もとても美味しかった。今後ともこのような勉強会には積極的に参加したい」と話しました。

別の外食産業関係者も「東日本大震災以降、売り上げはマイナスに転じた。新メニュー、新業態の開発で巻き返しを図りたいところで、カナダポークの魅力が新たなヒントを与えてくれるかもしれない」と、カナダポークが今後の期待の食材の一つであることを示唆しました。

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Canada Pork
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