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「カナダポークセミナー in 仙台」を開催しました。2012.6.22

カナダポークの輸出振興団体、カナダポーク・インターナショナル (CPI、日本マーケティングディレクター野村昇司) は5月23日、宮城県仙台市のホテルモントレ仙台で「カナダポークセミナー in仙台」を開催し、食肉業界関係者、流通業者、外食業者など80人が参加しました。

カナダポーク・インターナショナル 野村マーケティングディレクター野村ディレクターは、まず輸入豚肉事情について「日本人が消費する食肉の中で最も多く食べられているのが豚肉で、その豚肉消費の約45%が輸入豚肉で賄われている。このところの輸送技術などの進歩により、日本には品質の良い豚肉が輸入されている」と説明しました。その中にあってカナダポークが、一般主婦への認知度を上げ、リピート率を高めていることなど、次のように紹介しました。

「ママブロガーのアンケート調査結果から、カナダポークに対する好感触を感じ、リピート率が高いことがわかった。カナダポークは外食店などでも多く使用され、知らず知らずに食べていることも多いが、カナダポークであると初めて認識して食べた主婦に好評であった。国産豚肉と比べ高タンパク、低脂肪、低カロリーという健康的な豚肉がカナダポーク。さらに認知度を上げ、ひとりでも多くカナダポークファンを増やしていきたい」

 

講演の様子「カナダは、世界でも最も養豚に適したクリーンな環境を持つ国。しかし、その環境の良さに甘んじることなく、農場レベルの食品安全プログラムの実施など先進的なプログラムを実施している。カナダポークは、品種、飼育方法、飼料など国産豚肉とほぼ同じような条件で生産されていることから、日本の消費者に受け入れやすく、その上リーズナブルな価格で提供できる」

「カナダポークには、規格・歩留まりの良さに伴う作業性の高さなど、表面上の価格だけではなく、目に見えない優位性がある。現場の皆様にはこの点にもぜひ注目してもらいたい。安全でおいしく、しかもリーズナブルなカナダポーク。時代にマッチするカナダポークを自信を持ってお薦めする。第2部の試食会では、カナダポークを実際に味わってもらいたい」と締めくくりました。

 

ミートジャーナリストの高橋寛氏続いて、ミートジャーナリストの高橋寛氏が「世界で最も先進的なカナダポークの品質管理」と題した講演を行い、カナダ品質保証プログラム(CQA)について紹介しました。CQAは、HACCPに基づいた農場から小売(輸出)までの食品安全プログラム。カナダ食品検査庁(CFIA)が支援し、1998年4月から施行されています。連邦政府が検査する豚肉加工工場に、販売の条件としてCQAの採用が義務付けられ、農場から小売店までトレースできる仕組みを各国に先立って確立し、実施しています。

講演の後は、公益社団法人全国食肉学校の青木好宏氏が、カナダポークの特徴を活かしたレシピ提案を行い、「電子レンジで作るローストポーク」「ミルフィーユソテー味噌風味」の2品を紹介し調理実演しました。

 

懇親会の様子セミナー終了後は、カナダポークを使ったメニューの試食を兼ねた懇親会が行われました。会場には、ホテルモントレ仙台のシェフの手による肩ロースと白菜の重ね蒸し鍋、フィレ肉のピカタ、フィレ肉のソテー、バラ肉のポークカレー、バラ肉の柔らか煮込み広東風、ロース肉・フィレ肉のとんかつ、しゃぶしゃぶ、肩ロース肉の鉄板焼き、仙台味噌とモロ味噌に漬け込んだグリルなどが提供されました。

今回のセミナーに参加した東北地元の中堅スーパーマーケットチェーンのバイヤーは、「昨年秋にそれまでのアメリカ産からカナダポークに替えていき、年明けからは全面的にカナダポークを採用することにした。臭みがなく、脂の旨みがある。それに何と言っても品質が安定している。品質にブレがないことは販売する側にとってはありがたい」と話してくれました。

 

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Canada Pork
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